別れても好きなひと
その日は閉店後の片付けが終わってからすぐに逃げるように退勤した。店の外に出ると雪が降っていた。
「今帰り?」
後ろから知らない声。完全に油断していた。恐る恐る振り返るとやっぱり知らない顔。
「どなたですか?」
震える声で聞くと
「なんだよ、他人行儀だなぁ。俺はいつも見てるよ。君をよく知ってる。杉崎莉子さん。莉子って呼んでいい?」
気持ち悪い!吐きそう!てかどうしよう。襲われる?殺される?助けを呼んだら逆上しちゃう?
こういう時に癖になってる。
心のなかでその名前を呼ぶことが。
大悟、、、助けて!
「今帰り?」
後ろから知らない声。完全に油断していた。恐る恐る振り返るとやっぱり知らない顔。
「どなたですか?」
震える声で聞くと
「なんだよ、他人行儀だなぁ。俺はいつも見てるよ。君をよく知ってる。杉崎莉子さん。莉子って呼んでいい?」
気持ち悪い!吐きそう!てかどうしよう。襲われる?殺される?助けを呼んだら逆上しちゃう?
こういう時に癖になってる。
心のなかでその名前を呼ぶことが。
大悟、、、助けて!