僕たちの手紙
「ありがとうございました~」
「姉ちゃん帰るよ~」
「あ、はーい」
そう言いながら俺と姉ちゃんが帰ろうとした時
「あ…」
そこには、崎藤さんがいた
二人ともハッとなったような顔で見る
「あ、もしかしてその子がはるちゃんが…」
ばっ!
俺は、姉ちゃんの口をおさえた
「ちょっと!!はるちゃん何するのー!」
「じゃ、じゃあまた明日ね」
「うん」
その場を逃げるように立ち去った
「なんで、逃げるのー!?」
「いや、なんか衝動的に…」
「えーもっと話したかったのにぃ…」
がっかりした様子で家へと帰っていった

ガチャ
「ただいまーはるちゃんがねー!」
「ん?はるくんがどーしたん?」
「ちょっと!!ひー姉!!」
「どしたん?」
「優兄も、聞かなくていいから!」
「後で教えるね~」
「ちょっと!」
そんな話をしながらリビングへ向かって行った
「あ、はる!コーラは!?」
「ハイハイ…これだろ?」
「うん!それー!ありがとうー♥」
「で、俺には?」
「お菓子だろ?はい、これね」
「おう、サンキューな」
「ねー早く見よー」
たす兄がいい始める
「あ、そーだな」
「んじゃ~始めるよ」
「うん」

「ん~」
とこう姉が伸びをする
「面白かった~」
「あたしもこんな恋したいな~」
「何言ってんの!ひびきは、2組の安高くんが好きなんでしょ」
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