僕たちの手紙
「え!?じゃあまだ引っ越してきたばっかりじゃん!!このあたりのこととかよく分からないでしょ?」
「うん、まぁね」
「あ!そーだ!!いいこと思いついた!!」
「うるせぇな…後ろでわーきゃー言うなよ…」
「へー…はるむも話にまぜてもらいたくないのぉ~?」
「いや!別にそんなんじゃねぇけど…」
「しょーじきになればいいのにぃ…」
「るっせーな!」
「でさでさ!今日ってせりかちゃん時間とか空いてる?」
「うん、多分空いてると思うよー」
「じゃあさ!今日この3人でどっか行こうよ!ちょうど今日は、次の時間で下校だからさ!」
「いいよ」
「おい!ちょっと待て!それって俺も入ってんのか!?」
「うん、え?何か、予定でもあった?」
「いや、ねぇけど…」
「じゃ!決まりね!また、後で時間とか教えるから!」
「てか、帰りがけで良くねぇか?」
「あ、それな!!今日は、さえてんねぇ!」
「いつもさえてるっつーの」
「あ、せりかちゃんは大丈夫?」
「うん、全然大丈夫だよ」
「じゃあ!決まり!楽しみ~」
(やばい…心臓が…ドキドキがおさまらねぇ!!)

「ありがとうございました」
という言葉でいっせいに教室がドッと騒がしくなった
「はー…疲れたぁ…」
そう言いながら荷物をかばんにつめていた
「はーるむ!!早くしてよね!!」
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