僕たちの手紙

「へいへい…」
「どうした～」
「いや、お前は元気すぎるな…」
「だって楽しみじゃん!?」
「ん？このあたりを紹介することが？」
「んーん」
「？…じゃあ何が楽しみなんだよ？」
「はるむがせりかちゃんに告白することが」
「は!?別にまだそんなこと言ってねぇぞ!?」
「うわっ！すごい顔真っ赤(笑)」
「てめぇ～…」
「さ！せりかちゃん行こ？」
「うん」
「あ！コラ！さーや！まだ話は終わってねぇぞ!?」
「また、今度ねぇ～」
と小悪魔ぽく舌をぺろっとだす

その後、帰りがけにショッピングモールに訪れた
「うわぁ～！」
「どう？広いでしょ」
「うん！」
「やっと笑った。私のこともふつーに名前で呼んでくれていいからね？あ、はるむのことも」
「うん、ありがとう」
「あ、そう言えばせりかちゃんはお腹減ってない？」
「そうだね…ちょっと減って来たかな？」
「甘いものとか、いける？」
「うん！大好き！」
「じゃあ！さやかが何か買ってくるから！はるむの財布から！」
「…………!?おい！お前！いつ俺のサイフ取りやがった!?」
「てか、なんでお前が買って来るんだよ？俺が買いに行くよ」
俺は、さやかにひそひそと話す
「いいじゃーん！買いに行ってる間に二人共仲良くするんだよ～」
そう言いながら走っていった
「おい！さーや！」
もう、さやかには俺の声は届かなかったらしい…
(おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい…
どぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉすればいいんだァァァァァァァァァ!?)