オネエが野獣になるときは。
「社長すいません遅くなりました!…ってあれ?部屋真っ暗…」
いつも通り私の分の料理も作って待ってるはず、なんて心配して帰るも家には誰もいなくて。
…よかった、社長も今日は出かけてたのか。
せっかく作ってくれたのに帰って来ないとか、私の分際で生意気だと思われるよね。
迷惑をかけることがなくてとりあえず一安心
「はぁっ」
だけどかなり急いで帰って来たから疲れたな。
少し走って汗もかいてるし…お風呂でも入ろ。
ピンポーン…
「ん?」
お風呂も終えゆっくりしているとき、部屋に響くインターホンの音。
え、なんでこんな時間に…?
社長なら鍵で入ってくるだろうし、配達ならこんな時間に来ないだろうし。
そーっとカメラで確認してみるか。
「…えっ、社長!?」