一途彼女×S系彼氏
全体的にモノトーンで
まとめられていて
スッキリした印象の部屋。
颯人らしい部屋だった。


「そんな面白いものなんて
何もないよ。
莉子、立ってないでこっち来て?」


私は、おうちと部屋の衝撃に加え、
優しい笑みを浮かべる颯人に
さっきの危機感を忘れていて
素直に颯人の前へ足を進めた。


「捕まえた。」


へ!?


「キャ!」


ベットに腰を掛けていた颯人に
腕を思いっきり引っ張られ
ベットの上へと
引き込まれてしまった。


「ちょ…っ」


「莉子ちゃん素直でよろしい。
ねぇ、さっき俺が言ったこと
覚えてる?」


さっき…?
さっきっていつ…。


「教室で言ったこと、
まだだったよね?」
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