一途彼女×S系彼氏
教室で…?


颯人に跨られていて
パニック状態の頭を
フル回転させて記憶を辿った。


そこで浮かんだ
ある一言を思い出してハッとした。


「お仕置き…、まだだよね?
いただきます。」


その時にはもう遅かった。


「ん…っ!」


首筋に甘い痛みが走ったのと同時に
颯人の温かくて大きな手が
器用にリボンを解いて
Yシャツのボタンを外し始めていた。


「は、やと…。」「黙って。」


さっきまで首元にあったはずの
颯人の顔が目の前にあって
気付いたときには
唇が塞がれていた。


強引だけど、優しくて甘いキス。
無理やり入って来た舌が熱くて
その熱が全身を流れて
体が過剰に反応する。


次第にそれを受け入れ
颯人の首に腕を回した。
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