一途彼女×S系彼氏
するとパッと離れて
視界に颯人が映った。
その顔はとっても満足そうで、


「莉子ちゃん喜んでるから
お仕置きにならないね…?
でも、まぁいっか。」


小さく笑った後、
また唇が重なった。


角度を変えて
何度も何度も降り注がれる愛に
応えるので精いっぱいだった。


颯人に触れられる度
跳ねる躰。


私の反応を見て
嬉しそうに笑う颯人。






それからは
静かな部屋に
私の甘い声と颯人の吐息と
シーツの擦れる音が響いていた―――
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