一途彼女×S系彼氏
そんな複雑な感情を抱いている私は
そっちのけで美桜は
斗真君と海へと向かった。


途中転びそうになって
それを支えた斗真君。
呆れながらも愛しそうに
美桜を見つめる斗真君。
そんな2人を見て
心がほっこりした。


「莉子ちゃん俺たちも行こう。」


今日は仮面を被っている
颯人君に誘われたので
私も色々考えないで
海を満喫することにした。


颯人君に連れられ、
さっき空気を入れてくれた浮き輪に
体を通して海へと入った。


「気持ちいい~~!」


照りつける日差しと
さっきまでの
ぐちゃぐちゃした気持ちを
失くしてくれるかの様な気がした。


私が浮き輪に入っているので
颯人君はそれを
後ろから押してくれている。
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