一途彼女×S系彼氏
今日だって
髪を巻こうか結ぼうか、
バックは何を合わせようか、
そんな事ばかり考えてる。
ちょっとでも颯人に
可愛いって思ってもらいたくて。


まだ7時なのにね。
だから浮かれた気分を
少し落ち着かせるために
またリビングへと戻ると
もうお母さんは起きていた。


「あ、莉子おはよう。」


「うん、おはよう。」


「ミルクティー飲む?」


お母さんの言葉に
ちょうど何か飲もうと
思っていたから
勢いよく頷いた。


ダイニングテープルで待っていると
コトっと小さな音を立てて
私のお気に入りのマグカップが
前に置かれた。


「ありがとう!」


フーフー冷ましてから
口を付ける。
うちは夏でも朝は
温かい飲み物を飲むのが
習慣になってる。
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