一途彼女×S系彼氏
眠い午後の授業を終えて
私は1人、この辺で
一番大きなショッピングモールにいた。


放課後のここは
制服を身に纏った
同じ年くらいの人たちで
にぎわっていた。


ここでもまた、ため息が出る。


本当なら私も蓮と一緒に
いたはずなのにな。


そう、マイナスに考えながらも
お気に入りのお店を見つけて
入ることにした。


可愛いものに囲まれて
だいぶテンションが上がって来た時、
一気に私は地獄へ突き落された。


「…え?」


思わず間抜けな声が出るほど
衝撃的な光景。


見間違えるはずはない。


紛れもなく私の彼氏、
蓮と可愛い女の子が
腕を組んで楽しそうに
洋服を選んでいる。


…誰か嘘だと言って欲しい。
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