ナツマツリ


―――――――――――――…



そして、その日の晩。


「…、ゆう?」

"ん。"

「一緒に住んでもいいって。」

"良かった。いつから越してくる?"

「今月末までの契約にしたから…、来月かな。」

"了解。ナツの分空けておく。"

「ありがと。」

"いいえー。あ、寝るとこは同じだから。"

「え…!」

"寝室一つなんだからよ。"

「あ、いや、そうじゃ無くて。…ベッドは?」

"一緒にセミダブル買いに行くぞ。"

「ベッド一緒なの!?」

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