ナツマツリ



「えぇ、まじかよ。」



そう言うと、魂が抜けたような表情を浮かべながら座り直した。


いや、確実に自業自得だろうよ。



「そうだな。あれはー…、中三だったっけか。」

「そ、そんなに前!?」



―――――――――――――…




「おーいナツ、お待たせー。」



夕日の差し込む放課後。


怠い委員会を終え、ナツが居るであろう教室の中へと足を進めた。


今日は祭の練習日で。


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