ナツマツリ
「ちょっと侑!」
陽を寝かしつけるや否や、ベッドに押し倒し妖艶に口許を緩めるこの男を睨みつけるようにして見上げる。
「陽に何て言ったの?"今日の夜もがんばれ"って言われたんだけど!」
「お、分かってんじゃねぇかアイツ。」
寝間着のボタンを器用に外し、鎖骨辺りに口付けるものだから身をよじって反抗した。
「ちょっと待って!先に教えてよ、」
「先にお前抱かせろ。」
「はぁ!?横暴――」
「ナツ。」
「っ、」