ナツマツリ
あたしが考えていたよりも侑に想われていた、という事実がくすぐったくて、嬉しくて。
思わず笑みをこぼしてしまったんだ。
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その日の晩。
「いやー、でも今日は嬉しかった。」
「なんで?」
「だってナツが嫉妬してくれたってことだろ。最高に可愛かったわ。」
「……、ち、違うし。」
「照れんなよ。」
「照れてないって…!――…っ!」
「御馳走さん。」
-END-
( a supplement )