ナツマツリ


彼女に気付かれないように、そろりそろりと付いていく。


そして、スーパーから暫く歩いてたどり着いたところは。


「な、なんだと…!」

「普通にマンションだよね。」

「ナツに限って浮気は有り得ねぇだろ!」

「僕もそう思ってたんだけどー…、ん?」

「あ?何だよ。」

「ここ、なーんか見たことあるような…。って、あ!思い出した!」

「あ゛ぁ?吐けや!」

「恐いんだけどぉお!?ナツちゃんの友達の佳奈ちゃんの家だよ…!」

「…、友達?」

「侑、ナツちゃん一週間って言ったんだよね?」

「?、あぁ。」

「(なーんだ、僕分かっちゃった。)」

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