ナツマツリ
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「…と、いう訳なんだけど。」
「あぁ?却下。」
「ですよね…。」
「っと、電話だ。ちょっと話して来るけど、男だから心配すんなよ。」
「…疑ってないから大丈夫だよ。」
ニヤリ、と。口許に微笑を浮かべた侑はそのままリビングから姿を消した。
正直、断ってくれて良かったと思う。
あたしとしたら侑が居るのに合コンに行くなんて、気乗りしないし後ろめたいしで最悪だ。
視線をテレビに戻し、今話題のドラマ番組の世界に入り込んだ。
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暫く経っただろうか。