片恋桜
。・+第二章+*・。
次の日。学校の昼休みにて。
図工室――――。
「えっ!?大地、応援団入ったの!?」
「うん。なんか先生が強引に。
でもなんかあいつ、やる気ないし」
もうすぐ学校では運動会がある。
桜と真意は掲示委員会のため集まり、
仕事をしながらそのことについて話していた。
「当たり前のクラッカー」
「たぶん・・・団長だったと思う」
「うそ!?マジ!!?」
「桜もやれば?」
桜は一瞬黙り込んだ。
「やりたいけど・・・
スカートには変えられないなぁ・・・」
「なんだ――。つまんないなぁ。
・・・じゃあさ・・・告れば?」
ジャキン!!
はさみの刃が何かに当たる音がした。
真意はおそるおそる桜のほうを見る。
桜の指からは大量の血がボタボタと流れていた。
結構深い傷だ。
「キャ―――ッ!!なにやってんのよ桜!!」
「真意っ痛い!!大量ッ出血!!
ティッシュ・・あっ!!血ぃ垂れたっ」
しばらくお待ち下さい。
元の話に戻って--
「できればうちも告りたいけどさぁ・・・。
まだ早いと思うんだよね」
「なんで?」
「だって・・・たったの二年だよ?片思い」
「長っ!!」
「別に大地はきっと、うちのこと
喧嘩友達としてしか見てないし」
「え?」
真意は急に黙り込んだ。
桜は不自然な真意を見て、少し動揺している。
「噂では・・・桜と大地は両思いって・・・」
ジャキン!!
桜はまた、同じ所をはさみで切ってしまった。
さっきよりも血が大量に出血している。
真意はためいきをついた。
そして大きく息を吸うと、
「保健室いってこーい!!桜の馬鹿っ!!」
図工室――――。
「えっ!?大地、応援団入ったの!?」
「うん。なんか先生が強引に。
でもなんかあいつ、やる気ないし」
もうすぐ学校では運動会がある。
桜と真意は掲示委員会のため集まり、
仕事をしながらそのことについて話していた。
「当たり前のクラッカー」
「たぶん・・・団長だったと思う」
「うそ!?マジ!!?」
「桜もやれば?」
桜は一瞬黙り込んだ。
「やりたいけど・・・
スカートには変えられないなぁ・・・」
「なんだ――。つまんないなぁ。
・・・じゃあさ・・・告れば?」
ジャキン!!
はさみの刃が何かに当たる音がした。
真意はおそるおそる桜のほうを見る。
桜の指からは大量の血がボタボタと流れていた。
結構深い傷だ。
「キャ―――ッ!!なにやってんのよ桜!!」
「真意っ痛い!!大量ッ出血!!
ティッシュ・・あっ!!血ぃ垂れたっ」
しばらくお待ち下さい。
元の話に戻って--
「できればうちも告りたいけどさぁ・・・。
まだ早いと思うんだよね」
「なんで?」
「だって・・・たったの二年だよ?片思い」
「長っ!!」
「別に大地はきっと、うちのこと
喧嘩友達としてしか見てないし」
「え?」
真意は急に黙り込んだ。
桜は不自然な真意を見て、少し動揺している。
「噂では・・・桜と大地は両思いって・・・」
ジャキン!!
桜はまた、同じ所をはさみで切ってしまった。
さっきよりも血が大量に出血している。
真意はためいきをついた。
そして大きく息を吸うと、
「保健室いってこーい!!桜の馬鹿っ!!」