永遠の愛を君へ。
「……ってな事があったんだよね……」
「あー、一紗も大変だね〜」
私達二人は、冷たいアイスティーを飲みながら話をしていた。
この店内の心地のいい温度に、外の暑さを忘れてしまいそうになる。
「そーゆー小波は、暁斗くんとはどーなの?」
「暁斗?」
そう言うと小波は、ふっふーんと笑いながら、これ見て! と、今日つけていたネックレスを見せてきた。
そのチェーンには指輪が……。
「え、それ貰ったの?」
「そうなの!」
小波は嬉しそうに話し始める。
「この間の記念日で、ちょうど3年だったじゃない?」
「そうだね」
「その時に暁斗がプレゼントしてくれたの!」
嬉しそうに笑う我が友を見て、うん、お腹いっぱいだわって思う。
小波が幸せそうに笑っていると、こっちまで嬉しくなる。
「よかったね、小波!」
「うん!」