永遠の愛を君へ。

「どう? かわいい??」

「うん、小波かわいいよ」


小波と暁斗くんの、二人の会話が聞こえてくる。


「おいかず、早く行こーぜ?」


そう言いながら、宏平が近づいてきた。


「いいよ、私見てるから。3人で遊んできなよ」


私がそう言うと、「はぁ??」と宏平が首を傾げる。

「何、急に水が怖くなったんですかぁ〜??」

「いや、そんなんじゃ……っ」

「分かってるよそれくらい。いいから、早く脱げって」


そう言って、ジジジジーーッと、前側のチャックをおろしてくる宏平。


「……なっ、ちょっと!?」


チャックを全開にした宏平は私を見たまま黙ってしまう。

……だから見せたくなかったのに……。


「はいはい、分かってますよ! 似合ってないことくらい!!」


もう一回見られたしいいやと思い、思い切り脱ぎ捨てた。

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