永遠の愛を君へ。
「そこで言い合いしてても仕方ないからさ」
暁斗くんの声が聞こえて、私も宏平も仕方なく頷く。
「まぁ、見てて飽きないけどね♪」
「ん? 小波??」
「なんでもないよ」
小波はそう言ってにっこり笑う。
「よし、じゃあ早速行こ!」
私がそう言うと「どこ行くんだ??」と宏平が不思議そうな顔をする。
ふふん、そんなの決まってるじゃん!
「もちろん、焼きそばとかき氷買いにだよ!」
そう言うと、皆ポカーンと口を開ける。
「え、どうしたの?」
「いやいやいや、どうしたの? じゃないから」
小波にそう言われてしまったが……。
お腹空いてたら、泳げないじゃんねぇ?
暁斗くんが、んー、と時計を見ながら言う。
「まぁ、確かにお昼前ではあるけど……」
「でしょ? お腹空いてたら溺れちゃうよ?」
「腹いっぱいの状態のほうが溺れそうだけどな」
宏平が呆れた声でそう言った。
とりあえずお腹を満たそうと小波も賛成したことで、焼きそばを買いに行くことになった。