永遠の愛を君へ。
「いや、俺ら、トイレ探してないよ?」
「え、そうなんですか?」
じゃあ、付き合うってどこにだろう??
「楽しいこと……、しようか」
そう言ってにっこり笑った男が腕を掴んで引張ってきた。
「……わっ!?」
あっ! 私のクレープが落ち……、グチョッ。……落ちた……。
「ちょっと、やめてください。はなしてください」
私は睨んでそう言う。
「そんなこと言わないでー、アソボウよ〜」
……イラァッ
なんなのコイツら。しつこいんだけど。人のクレープ落としといて何が遊ぼうだよ。
私は思い切り腕を振り払った。
「間に合ってるのでご心配なく」
そう言って立ち去ろうとしたとき
「調子乗ってんじゃねーぞ、このアマっ!!」
グイッと再び腕を掴まれる。
「……っつー……」
「ダチと来てるとかウソなんだろ? 誰も来ねぇじゃねーか!」
そう言って引っ張って連れて行こうとする。
「なっ、やめてって言ってるでしょっ!」
私がそう言ったタイミングで、肩を抱かれて後ろに引っ張られた。
「なぁ、こいつをどこに連れてこうとしてるわけ?」
そう頭の上から降ってきたものは普段から聞きなれてる声。