永遠の愛を君へ。
……そんなこんなで、しっかりと夕方までプールを満喫し、みんな解散。
「一紗、宏平くん、また遊ぼうね!」
「もちろん! 気をつけてねー!」
小波と暁斗くん、私と宏平。
別れて道を歩いていく。
「はぁー、疲れたー」
「だなー」
そう言って宏平は、大きな欠伸をした。
……ふわぁ……
欠伸がうつったのか、私も大きなものを一つ。
「そーいやかず、宿題やった?」
「いや、全然……。宏平は?」
「終わってるわけねーだろ」
「デスヨネー」
そんな下らない話をしながら歩いていた。
「大学、どこ受けるか決めた?」
「いや、それもビミョーだなー。特にやりたい事もねーし」
「そっか〜。出来れば同じとこ通いたいなー」
「それ、今までと何も変わんねー」
そう言って二人で笑った。
私たちには明るい未来が待ってる。
悩みも沢山あるけど、そんな予感がしてて……。
これから、いっぱい楽しいことがこの先待ってるんだって信じてた。
周りにあるもの、周りの人たちが変わりなくずっと居てくれるってことを……
何も疑うことなく、生きてたんだ……。