永遠の愛を君へ。
第2章
ガラガラガラーッ
薬品の匂いがツーンと鼻に付く。
そんな白い建物の中、1人眠っている人がいる。
ピッ、ピッ、ピッ……
その人の周りには、花をいけている人と中学生ほどの少女が1人。
「ふぅ〜。……あら、いい顔で眠ってる」
「ホントだ、珍しいね?」
「いい夢でも見てるのかもしれないわね」
ベッドに眠っている人は深い眠りについていて起きる気配はない……。