永遠の愛を君へ。
朝食を済ませ、バタバタと出ていく純奈を見送ってから、片付けをして家を出る。
しっかりと鍵が掛かったことを確認して、門をくぐる。
「おはよ、かず」
「あ、宏平おはよう」
私が笑って挨拶すると、「早く行こーぜ」と言って宏平は歩き出した。
「あいつまた寝坊したの?」
「そう。いつも通り、もうちょっとーって言って布団から出ないの」
私が純奈の真似をするとこうちゃんは笑った。
「かず、お前じゅんの真似上手すぎ」
「そりゃ、純奈が生まれてからずっと一緒だもん」
笑いながら言うと、「そりゃそうだ」と言う。