永遠の愛を君へ。

私がそう言うと、コクリと頷く。

「私も初めはそう思ってたよ。でも昨日さ……」


▽▼▽▼▽▼▽

「暁斗、帰ろう!」


私がそう言うと、暁斗は歯切れ悪そうに


「今日用事があって一緒に帰れなくなったんだ……」


久々に部活が休みで一緒に帰ろうと約束していたのだが……、まぁ、そういう事もある。


そう思って、「そっかー……、でも仕方ないよね」と理由も聞かずにそう言った。

暁斗は、「本当にごめん。また別の日埋め合わせするからね」とそう言って私の頭をなでた。


正門のところで暁斗とバイバイしてから、一人で歩く。

一紗も宏平くんと一緒に帰ってるはずだし、埋まってた予定が無くなってしまった私は少しフラフラしようと思った。


「たまには一人ってのもアリだよね〜」


1人そう呟いて、服や靴、化粧品など、気が済むまで堪能していた。

そんなとき、小奇麗な雑貨屋さんを見つけて入ってみた。

すると、暁斗に似合いそうなブレスレットを見つけた。


「あ、これいいかも」


私は手にとって見る。

すると隣に色違いのものを見つけた。


「おそろい、いいかもね」


何だかんだ、二人で色違いのものなどはまだ持っていないのだ。


そう思って買おうかなと思ったとき……


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