永遠の愛を君へ。
「ねぇねぇ、ここ入ろう?」
「うん、いいよ」
私は聞きなれた声が聞こえて、驚いて入り口の方をそっと覗く。
すると、すると暁斗と昨日告白していたこが一緒にお店に入ってのだ。
……なんで?
そう思うが早いか、私はブレスレットをもとの位置に戻して、二人から隠れるように店の奥へと足を進めた。
姿が見えなくなって、そっと息を吐く。
暁斗の今日の用事って……これなの?
そんなことを考えていると、自然と二人の会話が目立って聞こえてくる。
「あ、このブレスレット、暁斗くんに似合ってるよ!」
そう言って暁斗に手渡しているのは、先程まで私が手にとって眺めていたもの。
「あ、色違いだ〜」
「本当だね」
そう言って二人で顔を見合わせて笑っている。
「ねぇ、これ色違いってことで買っちゃおう?」
そのこがそう言うと、
「うん、いいよ」
そう言って笑って、二人でレジへと向かっていった。