最後のメッセージ
もう直接あのトーク画面に送ることはできない
でも…でもきっと手紙に書けば
伝わる気がする
ボールペンを取り、便箋に向かって言葉を並べていく。1.2枚ほどを予定していたのだけど、書いていくうちに書きたいことが次々と浮かんできてそれを書いて…
気づけばもう、7枚もかいていた。
「……こんなにいらないな」
言葉をどんなにならべても
結局は伝えたいことは1つなんだと
それだけをかけば十分なんだと気づいた
最終的には1枚だけになっていた。
あんなにアホみたいに書いてたのに…2時間かけて7枚かいたのに…結局は10分で書き終わったこれを選ぶのか私。ずっと下をむいていたから首がものすごく痛い。
外をみるともう真っ暗だった
今日は星が綺麗な夜だ
「あの星のどれかにいるの?葵
……こんなくさいセリフいってるのを
あんたが聞いたら転げ回って笑うだろうね」
「そうでもないけど?
なんかピュアガールって
感じでいいとおもうよ俺は」
あの日から何百回ももう一度この声をきけたならと願ったことだろう。
「………。」
「おいおい
せっかくイケメンの葵様がむかえに来たのにさ
ガン無視するってどういうことですかー?
こっちむけよ…咲」
久しぶりに呼ばれた名前に涙がとまらなくなった
「幻?それとも…夢?
ほんとっ…タチの悪い夢だね…」
「夢でも幻でもないよ
これは現実だぜ。信じられないともおうけどさ」
その言葉に半信半疑ながらも後ろを振り向いた
そこにはあの頃と何一つかわらない葵がいた
言葉がなに1つ出てこなかった。
何十年も願っていた再開なのに
言いたいことはたくさんあるはずなのに
不思議と出てくるのは涙だけだった。
シーンとした空間の中で葵が口を開いた
「幸せになったか?」
私の目をじっと見つめて答えるのをまっている
何十年もあなたはこの質問の答えを待ち望んでいたんだね。
「もちろん。幸せだったよ」
その言葉に嘘はない。
答えを聞いて安心したのか、葵は笑った
「むかえに来ちゃった♡」
「あってそうそうキモイんだけど(笑)
どうせ〜迎えにぃ〜来てくれるんだったら
ちょぉ〜イッケメーンが良かったのになぁ〜」
「けっ( ・´ー・`)
その顔で何をいっているんだちみはバカなのか?」
「あっ〜!!今ノーベル賞受賞した天才医者にバカっていったな!!
あとね!!この顔なのはもうおばあちゃんだからですぅ〜若い頃は超〜美人だったしぃ〜」
「いや〜ん
葵いじめられてる〜(泣)」
「いやいじめてるのあんただから!!」
「ほんとっ相変わらず咲はおバカさんだね」
「葵は大バカアホのアンポンタンだよね」
(〃゚艸゚)プッ
2人そろって大笑い。こんなアホな会話をしたのは何年ぶりだろうか。久々すぎてほんとにおもしろい。
葵のツボに相当きたらしく転げ回ってめっちゃくちゃ笑っている(笑)それをみて私もわらってしまう笑
しばらく笑いが止まらなかった。
突然葵が、さっきまでのおふざけの顔とはちがった
真面目な顔になった。
「もう本当に、この世に未練はないの?」
「ないね。もうなんにも未練なんてない」
「そうか……」
葵は微笑んで私の手をとった。
すると段々と眠くなってきた。でも明らかに今まで経験してきた眠気とはちがったものだった。
全身の力が抜けていくのがわかった
もし今、寝てしまったら…もう葵にあえなくなってしまうかもしれない…
そういう不安におそわれていたが、もう、私の口は開くことができない。どうやら相当きてるらしい
「大丈夫だ咲。
次、目をあけたときには…
俺が超面白い変顔して
目の前にたっているから
安心してねむれよな……」
なんだよそれ…やっぱりこい…あ…ほ…
「愛してるよ咲
あの世では俺がお前を幸せにするから」
たまにはいい事いうじゃん。
こんなに幸せな言葉を最後に聞けて
眠りにつけるなんて…やっぱり私は幸せ者だな
笑顔で眠りについた。
でも…でもきっと手紙に書けば
伝わる気がする
ボールペンを取り、便箋に向かって言葉を並べていく。1.2枚ほどを予定していたのだけど、書いていくうちに書きたいことが次々と浮かんできてそれを書いて…
気づけばもう、7枚もかいていた。
「……こんなにいらないな」
言葉をどんなにならべても
結局は伝えたいことは1つなんだと
それだけをかけば十分なんだと気づいた
最終的には1枚だけになっていた。
あんなにアホみたいに書いてたのに…2時間かけて7枚かいたのに…結局は10分で書き終わったこれを選ぶのか私。ずっと下をむいていたから首がものすごく痛い。
外をみるともう真っ暗だった
今日は星が綺麗な夜だ
「あの星のどれかにいるの?葵
……こんなくさいセリフいってるのを
あんたが聞いたら転げ回って笑うだろうね」
「そうでもないけど?
なんかピュアガールって
感じでいいとおもうよ俺は」
あの日から何百回ももう一度この声をきけたならと願ったことだろう。
「………。」
「おいおい
せっかくイケメンの葵様がむかえに来たのにさ
ガン無視するってどういうことですかー?
こっちむけよ…咲」
久しぶりに呼ばれた名前に涙がとまらなくなった
「幻?それとも…夢?
ほんとっ…タチの悪い夢だね…」
「夢でも幻でもないよ
これは現実だぜ。信じられないともおうけどさ」
その言葉に半信半疑ながらも後ろを振り向いた
そこにはあの頃と何一つかわらない葵がいた
言葉がなに1つ出てこなかった。
何十年も願っていた再開なのに
言いたいことはたくさんあるはずなのに
不思議と出てくるのは涙だけだった。
シーンとした空間の中で葵が口を開いた
「幸せになったか?」
私の目をじっと見つめて答えるのをまっている
何十年もあなたはこの質問の答えを待ち望んでいたんだね。
「もちろん。幸せだったよ」
その言葉に嘘はない。
答えを聞いて安心したのか、葵は笑った
「むかえに来ちゃった♡」
「あってそうそうキモイんだけど(笑)
どうせ〜迎えにぃ〜来てくれるんだったら
ちょぉ〜イッケメーンが良かったのになぁ〜」
「けっ( ・´ー・`)
その顔で何をいっているんだちみはバカなのか?」
「あっ〜!!今ノーベル賞受賞した天才医者にバカっていったな!!
あとね!!この顔なのはもうおばあちゃんだからですぅ〜若い頃は超〜美人だったしぃ〜」
「いや〜ん
葵いじめられてる〜(泣)」
「いやいじめてるのあんただから!!」
「ほんとっ相変わらず咲はおバカさんだね」
「葵は大バカアホのアンポンタンだよね」
(〃゚艸゚)プッ
2人そろって大笑い。こんなアホな会話をしたのは何年ぶりだろうか。久々すぎてほんとにおもしろい。
葵のツボに相当きたらしく転げ回ってめっちゃくちゃ笑っている(笑)それをみて私もわらってしまう笑
しばらく笑いが止まらなかった。
突然葵が、さっきまでのおふざけの顔とはちがった
真面目な顔になった。
「もう本当に、この世に未練はないの?」
「ないね。もうなんにも未練なんてない」
「そうか……」
葵は微笑んで私の手をとった。
すると段々と眠くなってきた。でも明らかに今まで経験してきた眠気とはちがったものだった。
全身の力が抜けていくのがわかった
もし今、寝てしまったら…もう葵にあえなくなってしまうかもしれない…
そういう不安におそわれていたが、もう、私の口は開くことができない。どうやら相当きてるらしい
「大丈夫だ咲。
次、目をあけたときには…
俺が超面白い変顔して
目の前にたっているから
安心してねむれよな……」
なんだよそれ…やっぱりこい…あ…ほ…
「愛してるよ咲
あの世では俺がお前を幸せにするから」
たまにはいい事いうじゃん。
こんなに幸せな言葉を最後に聞けて
眠りにつけるなんて…やっぱり私は幸せ者だな
笑顔で眠りについた。