初めて差した希望の光
「まぁ座れよ。」
「え、ちょ・・・」
えーーー!誰って質問に無視ですか!!てかまぁ座れよって、ここ私の病室なんですけど!ツッコミどころが満載の中、私は彼に促させてベッドに座る!その男の子は椅子を持ってきて、私の隣に座る。
「・・・。」
「・・・。」
おいおい、座れって言っといて何にも喋んないの?!なんなのこの人。
「・・・あの。」
「ん、なんだ?」
「いや、あのじゃなくて!!あなた誰なんですか!」
「あぁ、ワりぃ!!自己紹介まだだったな。」
いやほんとそうだよ。どれだけ待たせるの。
「俺の名前は伊澤玲於。お前は?」
「山下...優羽です...。」
「へー。優羽か。良い名前じゃん。よろしくな、優羽!!俺のことは玲於で良いから。」
いやいやいや、展開が早すぎてついてけない!!なんなのこの子!いきなり名前呼びとか...。
「じゃあ...玲於くんで。...というか、いったい何しに私の病室に来たんですか?初めましてですよね。」
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