うそつきペン
それを見た瞬間、春子が動きを止めた。
黒板の落書きを信じられないといった様子で見つめている。
「盗撮にあったのに、どうして捕まえなかったの?」
どこからかそんな声が聞こえて来た。
春子が唖然として周囲を見回し、力が抜けてしまったのか持っていた鞄を床に落としてしまった。
その様子にクラス内が笑いに包まれる。
あたしは春子の様子を少し離れた場所から見守っていた。
あたしを落とし入れて笑い物にしようしていた春子。
自分がこんな目にあって、初めてなにかを知る事もあるだろう。
黒板の落書きを信じられないといった様子で見つめている。
「盗撮にあったのに、どうして捕まえなかったの?」
どこからかそんな声が聞こえて来た。
春子が唖然として周囲を見回し、力が抜けてしまったのか持っていた鞄を床に落としてしまった。
その様子にクラス内が笑いに包まれる。
あたしは春子の様子を少し離れた場所から見守っていた。
あたしを落とし入れて笑い物にしようしていた春子。
自分がこんな目にあって、初めてなにかを知る事もあるだろう。