うそつきペン
そこには確かな敵意があった。
「なんだよその目。お前がゴミみたいに床に落としてたのが悪いんだろ」
「だからってゴミ箱に捨てるなんて、頭おかしいんじゃないの?」
春子の静かな声が聞こえて来た。
怒りを含んだ声。
しかし、真治はたじろいた様子を見せなかった。
春子の挑発するように、セリフを真似する。
クラス内に笑いが巻き起こった次の瞬間、肌を打つ音が聞こえていた。
真治が左ほおを抑えて唖然とした顔を浮かべて、春子が肩で呼吸を繰り返している。
「なんだよその目。お前がゴミみたいに床に落としてたのが悪いんだろ」
「だからってゴミ箱に捨てるなんて、頭おかしいんじゃないの?」
春子の静かな声が聞こえて来た。
怒りを含んだ声。
しかし、真治はたじろいた様子を見せなかった。
春子の挑発するように、セリフを真似する。
クラス内に笑いが巻き起こった次の瞬間、肌を打つ音が聞こえていた。
真治が左ほおを抑えて唖然とした顔を浮かべて、春子が肩で呼吸を繰り返している。