うそつきペン
「どうしたの隆二?」
最初に声をかけたのは朱里ちゃんだった。
隆二はそれを無視して教科書に視線を落とす。
「ちょっと、返事くらいすれば?」
夕子が朱里ちゃんの隣に立ってそう言った。
「別に、関係ないし」
隆二は冷たくそう返事をする。
あたしたちの相手をする気は全くなさそうだ。
しかしその態度に朱里ちゃんは泣きそうな顔になってしまった。
「朱里ちゃん、大丈夫?」
あたしは後ろからそっと声をかけた。
朱里ちゃんは何度も頷き、そのまま自分の席へと行ってしまった。
最初に声をかけたのは朱里ちゃんだった。
隆二はそれを無視して教科書に視線を落とす。
「ちょっと、返事くらいすれば?」
夕子が朱里ちゃんの隣に立ってそう言った。
「別に、関係ないし」
隆二は冷たくそう返事をする。
あたしたちの相手をする気は全くなさそうだ。
しかしその態度に朱里ちゃんは泣きそうな顔になってしまった。
「朱里ちゃん、大丈夫?」
あたしは後ろからそっと声をかけた。
朱里ちゃんは何度も頷き、そのまま自分の席へと行ってしまった。