うそつきペン
部屋の中へ招き入れるとツグミは落ち着いたようにクッションの上に座った。
「これ、あげる」
そう言って一番下の引き出しに入れてあったシャーペンを取り出した。
箱に入ったまま、1度も開けていない。
「え、悪いからいいってば」
ツグミが慌ててそう言った。
「いいのいいの。あたしにはツグミとお揃いのシャーペンもあるんだから」
そう言ってペンケースの中から『野崎雑貨店』で購入したシャーペンを見せた。
「本当にもらっていいの?」
「うん。それよりもツグミがそっけない感じのシャーペンを気に入ってるのが意外だったなぁ」
ツグミの持ち物はキャラクター物が多くて、記念品で配られるようなものはほとんど持っていないと思っていた。
「これ、あげる」
そう言って一番下の引き出しに入れてあったシャーペンを取り出した。
箱に入ったまま、1度も開けていない。
「え、悪いからいいってば」
ツグミが慌ててそう言った。
「いいのいいの。あたしにはツグミとお揃いのシャーペンもあるんだから」
そう言ってペンケースの中から『野崎雑貨店』で購入したシャーペンを見せた。
「本当にもらっていいの?」
「うん。それよりもツグミがそっけない感じのシャーペンを気に入ってるのが意外だったなぁ」
ツグミの持ち物はキャラクター物が多くて、記念品で配られるようなものはほとんど持っていないと思っていた。