うそつきペン
謝罪
ツグミとあたしの関係はいつまでも変わらないと思い込んでいた。
あたしたちは親友だし、誰よりも仲が良くて誰よりもわかり合っている。
そう、思い込んでいた。
あたしは茫然とした頭のまま教室へ戻ってきていた。
さっきから夕子たちがあたしの悪口を言っているが、それも全く頭に入って来なかった。
夕子たちに100回の悪口を言われるよりも、ツグミからの一言のようがよほど心に突き刺さっていた。
「あんたさ、あのペンで書いたノートを見せてよ」
夕子がそう言って来たのであたしは顔を上げた。
まだぼんやりとしている頭で夕子を見上げると、いつものようにいやらしい笑顔を浮かべている。
あたしたちは親友だし、誰よりも仲が良くて誰よりもわかり合っている。
そう、思い込んでいた。
あたしは茫然とした頭のまま教室へ戻ってきていた。
さっきから夕子たちがあたしの悪口を言っているが、それも全く頭に入って来なかった。
夕子たちに100回の悪口を言われるよりも、ツグミからの一言のようがよほど心に突き刺さっていた。
「あんたさ、あのペンで書いたノートを見せてよ」
夕子がそう言って来たのであたしは顔を上げた。
まだぼんやりとしている頭で夕子を見上げると、いつものようにいやらしい笑顔を浮かべている。