強制食料制度
☆☆☆

それは突然の出来事だった。


ホームルームの時に担任の先生がやけに緊張していると思ったら、教室内に黒スーツの男性が数人入って来たのだ。


一瞬誰だろうと思ったがよく見るとその中の1人はテレビでよく見る首相だったのだ。


そっくりさんかなにかだろうか?


そう思ってキョトンとした視線を向ける。


クラスメートたちも突然の訪問客に驚いてざわめいていた。


そんなざわめきを一瞬にしてかき消したのは、先生だった。
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