定期購読ドール
「あぁ~。それで学校に来たときには仏頂面だったんだね」


千夏は納得したようにそう言い、お弁当のウインナーに箸を伸ばした。


「そういうこと」


「でもまぁ仕方ないよ。内田も出席日数がキツクなるとさすがに出てくると思うから、それまでの我慢」


「早く来いつーの」


アケミはそう言い、菓子パンにかぶりついたのだった。
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