定期購読ドール
他の女への気持ちなんて、告白する前に清算するべきだろ。


中途半端な気持ちで付き合ってんじゃねぇよ。


そう思うが、もちろん口には出さず笑顔を浮かべる。


「なんだあれ……」


アケミの家の近くまで戻ってきた時、和明がそう言って立ち止まった。


「なに?」


そう聞いて和明の視線を追いかけると、そこにはゴミ捨て場があった。


いつも出している場所だ。


「ゴミ捨て場がどうかした?」


変な物でも出ているのだろうかと思い、近づいていく。
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