定期購読ドール
「本当だ……どうして? 直したの?」


「ううん。組み立てただけ。ちょっと目を離した間に直ってたの」


「そんなの……」


そこまで言って千夏は口を閉じた。


でも、言わんとすることはわかった。


このドールは普通じゃないということ。


「ねぇ、このままほっといていいと思う? 絶対におかしいよね?」


千夏へ向けてすがるように言うアケミ。
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