定期購読ドール
千夏は何度も頷いた。


「そうだね。定期購読を停止してもらおう」


「うん。確か雑誌に電話番号が書かれてたっけ」


「今日の放課後、雑誌を持ってアケミの家に行くから、その時に二人で電話しよう」


「わかった」


アケミは青ざめたまま、そう答えたのだった。
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