定期購読ドール
「嘘……。じゃあ、あたしたちに届いてたドールはなに!?」


アケミは声を荒げるが、店員にわかるハズもなかった。


首を傾げて迷惑顔を浮かべるばかりだ。


「あれは偽物だったんだよ……」


本物の雑誌を見つめて、千夏は呟くようにそう言ったのだった。
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