定期購読ドール
☆☆☆

翌日、アケミはいつもより40分も早く学校に登校して来ていた。


B組を確認してみても涙の姿はない。


舌打ちをしてA組へ戻りかけたが、なにを思ったのかB組の教室へと足を踏み入れた。


まだ誰もいない教室内で涙の机の上に座った。


「絶対に許さないから……」


アケミはそう呟いたのだった。
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