定期購読ドール
アケミは怒った声でそう言った。


「さすがにそんなことはないと思うけど、でも可能性はあるかなって……」


「なによそれ、言ってる事矛盾してるんだけど」


アケミの強い口調に、千夏は黙り込んでしまった。


それから1時間ほどネットを駆使して調べてみたけれど、出て来るのは怖い話や都市伝説ばかりで、現実味がなかった。


「今日はもう帰るね」


調べ疲れた千夏はそう言い、アケミの家から出たのだった。
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