定期購読ドール
「いるんでしょ? 出てきてくださいよ!」


いつものドライバーの声は苛立っている。


「……あたし、取って来るから」


千夏はアケミへ向けてそう言い、玄関へと向かったのだった。
< 258 / 316 >

この作品をシェア

pagetop