定期購読ドール
好き勝手言いながら体操着をゴミ箱の中へ突っ込む三人。


「教えてくれてありがと。行ってみる」


カナはそう言い、二人の生徒を引き連れて階段を昇って行く。


「なかなか激しい感じだね」


千夏が肩をすくめてそう言った。


「器物損壊まで、あっという間だったねぇ」


ゴミ箱に投げ入れられた体操着を見て、アケミは言う。


そうしている間に上の階から大きな笑い声が聞こえて来た。


カナたちが涙になにかしたのだろう。


「ちょっと可愛そう?」


「まさか」


千夏の言葉にアケミは左右に首を振る。
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