星の手紙
お姉ちゃんは荒い呼吸を繰り返しながらも、ネックレスを取り出した。


その瞬間、あたしたちの手からネックレスがフワリと浮き上がったのだ。


「あと2分!」


おばさんがカウントダウンをしている。


ネックレスがもう片割れに引き寄せられていく。


「あと1分!」


周囲が赤に染まる。


大きな歓声が沸き起こる。


カチッと音がして、ふわりと浮いたネックレスが1つに繋がったのだった。
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