星の手紙
「なにか用事?」


早く帰りたくてそう聞くと、修一はうつむき加減になり頬を赤らめた。


まだなにも言ってないのに、すごく言い聞くそうにしている。


「あのさ。サオ……」


そう言い、一旦口を閉じてしまう。


「どうしたの?」


いつもと様子の違う修一にあたしは首を傾げた。


「俺、お前のことが好きだ!」


それは勢いのある告白だった。


あたしは目の前が真っ白になり、今の出来事から少し離れ、記憶を巻き戻して確認しないと理解ができなかった。


『俺、お前の事が好きだ』


人生初めての告白。
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