彼女のセカンドライフ
*筆者の独り言。
「最高神に仕える農夫」というのは、死神の異名だそう。
農夫(死神)は、死を迎えるであろう者の、魂だけがこの世に彷徨い続け、悪霊になるのを防ぐため、冥府へと導く役目を持っているとか。
生命の管理者でもある、その農夫に、武尊も冥府へ導かれたと信じたい。
そして来世も二人が巡り合うと信じたい。
筆者は、〝 死神 〟と文字にしたくなくて、その章のタイトルにその表現を使った。
運命や必然、輪廻転生という言葉は、筆者の永遠のテーマかもしれない。
それに基本、ハッピーエンドを好むのだが、今回は、大切なものを失うという、禁じ手を使ってしまった。
でもそれには理由があって、懸命に生きた人のことを忘れないため、自分への戒めのためにも書いたということ。
それが、筆者の大切な人だったかどうは、定かではないが……。