恋愛請求書
 俺は必死であの紙のことを話した。
だが、「でも誰も入れないじゃん」ということで、話が終わってしまった。  
  
   どうすればいいのだ...?

そう思ってとりあえず請求書の中を見てみた。
そこには、金額ではなく、たくさんの文字が書かれていた。

 「ええっと....? まず1個目が、『明日の体育をサボる...?』」


何とも言えない内容だった。
というか、俺のクラスが明日体育あるって知ってて、それにそもそも、自分の家を知ってるということから、この請求書を置いた犯人が割り出せそうな気がしていた。

「よーし...取り敢えず、心当たりみたいなの探ってみるか」


そうしてスマホを開いたときだった。



通知が1件。


「Ai」と言う女から電話がきていた。

知らないアカウントだったし、当然請求書の件もあり、震えたが、
進展を望んで、その女に折り返してみることにしたんだ。
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