幼馴染の溺愛から離れることができない
気がついたら放課後で優ちゃんは部活があるから教室で別れて
下駄箱に行くとすごい人だかりが出来てて
よく見ると朔ちゃんだった
もしかして…私のこと待ってたんじゃ

「あっ花音ちゃん!」

やっぱりー
うわー朔ちゃんが呼ぶからすごい注目されちゃった
女の子たちがヒソヒソ話してる
「なんであの子が」

「しかも名前呼びって」
全部聞こえてますよーって言えるわけもなくて

「朔ちゃん?どうしたの!」

「一緒にかえろうと思って
ダメだった?」


「ううん!大丈夫だよ!帰ろう」

こうゆうときは気にせずに知らんぷりするのが1番

「あっ花音ちゃん今日雨降るみたいだよ」

「えっ、じゃあ洗濯物取り込まないと」

「早く帰ろ!」

朔ちゃんの手を引いて走った
走ったおかげで雨が降る前に家に帰ってこれた

「洗濯物取り込まないと!」

今日は量少ないから助かったー
丁度取り込み終わったときに雨が降ってきた

「あ~あこの調子だと土砂降りになりそうだね」

「やだなー、」

「雨は嫌い?」



「あ~うん、ジメジメしてなんか気分もどんよりするから」

「そっか」

雨のことは気にせずにご飯作ろ

「今日はカレーでいい?」

「いいよーあっ昨日花音ちゃん作ってくれたから
今日は俺が作るから」

「じゃあ宿題してくるね」

「おけー!」

自分の部屋に入って宿題していると
雨がどんどん酷くなってきて
雷まで鳴りだしてる

そろそろ宿題も終わりかけてたとき

パチッ

「キャーッ!」

電気が消えて部屋が真っ暗になった

ッどうしよあの時のことが
ハァハァハァうまく息ができない

「花音!
おい、大丈夫か?」

「さ…く…ちゃ…ん」

「あ~俺だよ
大丈夫だから、ゆっくり息して」

「吸って…吐いて
そうそう」

朔ちゃんのおかげで少しずつ楽になってきた

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