それは夜の闇に恋をした....
煌牙said

あの日から俺たちは麗と一緒にいる。あの空き教室に麗のソファを置く代わりにたまり場にすることを許された。

倉庫で飲み会が始まった。無理やり連れてきてしまったが拓と隆に散々飲まされ、案外楽しそうだ。
遼平は、あいつにまだ心が開けていない。一人離れたところで飲んでいた。


横に座り、
煌「あいつが嫌いか?」と聞くと
遼「気に入らないだけだ。」とつぶやいた。


その時、隆「おい、飲みすぎだぞ?」


麗「うるせぇな。」



気のせいか麗の声がいつもより高く聞こえた。
それは、俺だけじょなく他の3人も気づいていた。
その時、麗と目が合った。
日頃、髪のせいでよく見えなかった目が麗が髪をかき上げたことによって露になった。



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